皆さんはみかんを食べた後の皮をそのまま捨てていますか?
みかんの皮は漢方薬や掃除など色々な利用法がありますが、その中の1つにお風呂に入れると健康にいいと言われています。
実際に効能と効果はどうなのかや入浴剤の作り方などをご紹介していきたいと思います。
みかんの皮をお風呂に入れるといい?
柚子を浮かべた「柚子風呂」も有名ですが、代わりにみかんを浮かべる「みかん風呂」は柚子よりも、香りがふんわりとしていて刺激も強くなく、リラックスしたバスタイムをおくることができます。
みかんの皮を干して作る陳皮(ちんぴ)は漢方薬として使われ、冷え症の改善や風邪の症状改善などの効果をもっています。
みかんの皮には多くの健康効果がありますので、ぜひみかん風呂を作って入ってみてください。
みかんの皮はどんな効能と効果なの?
みかん風呂に入ると具体的に以下のような効果があると言われています。
- 保湿効果
- 保温効果
- 美肌効果
- 体臭を消す効果
- 神経痛の緩和
- ストレスの解消
みかんの皮の精油成分(リモネン)が血行をよくするので神経痛の緩和をし、その他にも肌に膜を作り保湿をしてくれる効果や入浴から50分程の保温効果。みかんの皮に含まれるビタミンやクエン酸には美肌効果や体臭を消す効果などがあります。
みかんのいい香りは精神を安定させリラックスさせる効果もあり、ストレスが気になる方には特におすすめです。みかんの皮は汚れを落とす成分が含まれているのでお風呂掃除もかなり楽になりますね。
みかんの皮で入浴剤の作り方もご紹介
みかんを食べた後の皮はそのままお風呂に入れずに少し手を加えて入浴剤にするのがおすすめです。簡単な作り方をご紹介させていただきます。
1.みかんの皮を洗う
無農薬のみかんなら問題ありませんが、農薬やワックスを使用しているみかんもありますので流水で洗ながしましょう。皮がちぎれたりしても大丈夫なのでしっかりと落としてください。
2.みかんの皮を乾燥させる
みかんの皮がからからになるまで干して乾燥させましょう。
風通しのいい場所で1週間ほど陰干しをします。
3.みかんの皮を袋に入れる
乾燥したみかんの皮をお風呂に浮かべるのは後片付けが大変ですので、ガーゼやお茶パックなどに入れて紐でしっかり縛り完成です。
完成した入浴剤はお風呂に入れすぎないようにしてください、刺激が強くなり敏感肌の方にはあまりよくありません。少しずつの量から始めて調整してください。
みかん風呂で肌がピリピリする理由
みかん風呂に入ると肌がピリピリすることがあります。
柑橘類の皮に含まれるリモネンは酸化しやすく、酸化して形成されるヒドロペロキシドという成分が肌を刺激しているんです。リモネンは石鹸や食器用洗剤などにも使われているほど油を落とす効果があり、肌の油を落としてしまうため肌が刺激に弱く乾燥しやすくなってしまいます。
熱めのお湯にするとお肌が乾燥したり刺激を感じやすくなるので、温度を40度以下のぬるめの温度にして長湯はしないようにしましょう。お風呂上がりにはしっかりとスキンケアを忘れずにしてください。
また柑橘類の果実や皮に含まれるソラレンには光毒性があります。この光毒性には紫外線を吸収して色素沈着を起こす効果があり入浴後に日光に当たるとシミになりやすくなったり肌を損傷してしまいます。
朝などに風呂に入った後に外に出ると日光にあたってしまうのでみかん風呂はなるべく夜に入るようにしましょう。
みかんの皮に関するまとめ
みかんのお風呂には寒い日にはありがたい保温効果や健康にいい効果がいくつもありました。
敏感肌の人には刺激が強いかもしれません。しっかりと乾燥をさせて入れる量を減らし温めの温度にしても肌がピリピリする場合は無理をして入るのはやめておきましょう。
そのままみかんの皮を捨てるのはもったいないのでぜひ1度入浴剤を作ってみかん風呂をためしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。