温泉などで柚子を浮かべた柚子風呂に入ることができますが、皆さんは柚子風呂に入ったことがありますか?温泉では主に冬至に入ることができ、柚子風呂に入ると一年間風邪をひかないと言われています。
そんな健康にいい柚子風呂を家で入りたいけどどのぐらいの量を入れればいいのかご存知でないかたも多くいらっしゃると思います。今回は柚子風呂の作り方と効果効能についてご紹介していきたいと思います。
柚子風呂の作り方は?
■柚子を丸ごと浮かべる方法
柚子をそのままお風呂に浮かべる方法です。肌が弱い方には一番オススメの方法です。丸ごと入れるだけだと香りが少し弱いので2~3個以上は入れないと物足りなく感じてしまうかもしれません。
■柚子に切り込みを入れる方法
丸ごとだと香りが弱く感じる方は柚子に薄く切り込みを入れるかフォークなどで皮に穴を開けることで香りを強くすることができます。
■柚子を輪切りにする方法
柚子の強い香りを楽しみたい方やより強い効果を得たい方は柚子を輪切りにして浮かべる方法がおすすめです。切った柚子は種や果肉などがお風呂に浮いて掃除が大変になってしまうので、ガーゼ、洗濯ネット、ゴミネットなどに入れて浮かべるようにしましょう。
■果汁を絞る方法
ネットなどに入れて浮かべた柚子をお風呂で絞り果汁を出すと強い香りや効果を得ることができます。肌が強い方で輪切りや皮に切込みを入れても香りが弱く感じる方にはおすすめの方法です。肌が弱い方はやらないほうがいいので他の方法を試してみてください。
■皮を浮かべる方法
果肉を使いたくない方は柚子の皮をスライスしてネットに入れて浮かべる方法がおすすめです。柚子の皮に香りの成分があるので、香りを楽しみたい方はこの方法でも十分楽しむことができます。
5つの方法をご紹介させていただきましたが、掃除が大変になりますので柚子を入れるネットやガーゼなどを用意してから入るようにしたほうがいいですね。
肌の強さには個人差がありますので上記の方法を参考に自分にあった方法を試してみてください。
柚子風呂は肌がピリピリする?
柚子風呂に入ると肌がピリピリすることがあります。
柑橘類の皮に含まれるリモネンは酸化しやすく、酸化して形成されるヒドロペロキシドという成分が肌を刺激しているんです。リモネンは石鹸や食器用洗剤などにも使われているほど油を落とす効果があり、肌の油を落としてしまうため肌が刺激に弱く乾燥しやすくなってしまいます。
熱めのお湯にするとお肌が乾燥したり刺激を感じやすくなるので、温度を40度以下のぬるめの温度にして長湯はしないようにしましょう。お風呂上がりにはしっかりとスキンケアを忘れずにしてください。
また柑橘類の果実や皮に含まれるソラレンには光毒性があります。この光毒性には紫外線を吸収して色素沈着を起こす効果があり入浴後に日光に当たるとシミになりやすくなったり肌を損傷してしまいます。
朝などに風呂に入った後に外に出ると日光にあたってしまうので柚子風呂はなるべく夜に入るようにしましょう。
柚子風呂は赤ちゃんも入れる?
柑橘系の皮は肌の油を落としてしまい乾燥しやすくなるという話をさせていただきましたね。
赤ちゃんやアトピー性皮膚炎の方など肌の弱い方は入らないほうがいいでしょう。
特に赤ちゃんの肌は乾燥しやすくデリケートです。あせもやかぶれなど起こしやすく外部からの影響を受けやすい赤ちゃんのお肌はトラブルの原因になります。赤ちゃんは通常のお風呂に入れて柚子の香りを楽しんでもらうぐらいがいいですね。
柚子風呂の効果効能は?
柚子はビタミンCが豊富で柑橘類の中でもトップクラスです。
特に果汁の4倍ものビタミンCが果皮に含まれているのでお風呂にはおすすめですね。
主な成分はこちらになります。
栄養成分
- ビタミンC
- カリウム
- カルシウム
- クエン酸
- リンゴ酸
- ヘスペリジン
- シトラール
- ペクチン
- ナリンギン
- オーラプテン
- リモノイド
効能効果
- 抗酸化作用
- 風邪・二日酔い予防
- アレルギー反応を予防
- 美肌効果
- 壊血病・歯のぐらつき・出血を予防
- 血液の凝固作用
- 精神を安定させる効果
- 余分な塩分や脂質を体外に排出する効果
- 高血圧予防やむくみ防止効果。
- コレステロール値を下げる効果
- 便秘・下痢を解消する効果
- 疲労回復効果
- 血流改善作用
- 口臭対策
- 免疫力を高める働き
- 認知症を予防する効果
さいごに
健康にいい柚子風呂ですが、特に冬場などは肌が乾燥しやすいのでお風呂から出た後はしっかりと保湿をするようにしてください。
肌が弱い方は少しずつ柚子の量を試して自分の丁度いい量を見つけてみましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。