圧力鍋と無水鍋の違いは?種類と素材を調べてみた

鍋には圧力鍋や無水鍋、ステンレス製やアルミ製など多くの種類があります。料理に合わせて使い分けている人もいれば、なんとなくで使っている人もいるかと思います。違いを知らないと新しく鍋を購入するときにどんな鍋を選べばいいか悩んでしまいますよね?自分の作る料理に合う鍋を選べるように圧力鍋と無水鍋の違いを調べていきたいと思います。

圧力鍋とは?

空気や液体が逃げないように密閉し、鍋の内部を高温・高圧にすることで食材を短時間で調理することができます。圧力鍋にはおもり式とスプリング式の2種類とスプリング製、アルミ製、全面多層構造の3素材があります。商品によって低圧、高圧、超高圧などの圧力値があるので使用する用途によって選ぶ必要がありますが切り替えができるものもありますので色々な料理に使用する場合は切り替えができるものを選びましょう。

圧力鍋のタイプ

おもり式

鍋蓋に蒸気が出る部分がありそこにおもりをセットします。圧力がかかり沸騰すると蒸気でシュシュと音がなりおもりの部分が揺れます。音で圧力がかかったタイミングが分かるので圧力鍋を使ったことがない初めての方にはおすすめのタイプです。ただ蒸気の音が大きいので音が気になる方にはスプリング式の方がおすすめです。

スプリング式

音が静かで圧力を細かく調整できるのが特徴。圧力がかかると圧力表示ピンが上がりますが、音がしないので気づきにくいのが難点です。タイマーなどを使ってしっかりと時間の調整をする必要があります。圧力鍋に慣れていない方はおもり式を料理によって細かく調整したい方はスプリング式を使うのがおすすめです。

圧力鍋の素材

ステンレス製

冷めにくく長時間保温できるのが特徴。熱した後は予熱でしっかりと火を通すことができ煮込み料理を作るのに適しています。また圧力値が高い鍋が多く固い食材を調理しやすい。傷や酸、アルカリに強く錆びにくい頑丈さがあります。冷めにくいですが熱しにくくもあるので圧力がかかるのに時間がかかることと、重いのがデメリットになっています。

アルミ製

熱伝導率がよくすぐに圧力がかかるので時短できるのが特徴。アルミ製は軽量で扱いやすく重いのが苦手な方にはおすすめです。酸、アルカリに弱く汚れが目立ちやすいことと冷めやすいので予熱調理はできません。またIHに対応していないものが多いので必ず確認するように注意してください。

全面多層構造

ステンレス製とアルミ製のいいところを合わせているのが特徴。ステンレス性の保温性の高さ、汚れの目立ちにくさとアルミ製の熱伝導率の良さ、軽量さが合わさっています。万能のため値段が少し高くなっています。

無水鍋とは?

ほとんど水を使わずに料理ができる鍋のことです。蓋と鍋の密閉性を高め食材の水分を利用することで旨味と栄養を逃さず、食材が持つ油分を使うので油も少なくヘルシーな料理を作ることができます。水分が少ない食材の場合は少し水を追加する必要がありますのでレシピをしっかりと確認しましょう。素材はアルミニウム、ステンレス、鋳物ホーローなどがありIHに対応している物としていない物があるので購入するときは注意してください。

圧力鍋の素材

アルミニウム

熱伝導率がよく全体に熱が伝わるのが早く時短できるのが特徴。アルミ製は軽量で扱いやすく重いのが苦手な方にはおすすめです。酸、アルカリに弱い部分がありますが厚手のため予熱調理もすることができ、商品によってはIH対応の物も多くあります。

ステンレス

冷めにくく長時間保温できるのが特徴。熱した後は予熱でしっかりと火を通すことができ煮込み料理を作るのに適しています。傷や酸、アルカリに強く錆びにくい頑丈さがあります。、重いのと高温では焦げ付きやすいのがデメリットになっています。

鋳物ホーロー

熱伝導率が非常に高く全体に熱が伝わるのが早いので時短ができ保温性にも優れているのが特徴。蓋に重みがありしっかりと密閉ができ熱を逃がしにくくなっています。重さがあることと衝撃に弱く落としてしまうとヒビが入ってしまうことがあるので注意が必要です。

圧力鍋と無水鍋の違いは?

圧力鍋:圧力をかけ固い食材も短時間で調理することができる

無水鍋:水をほとんど使わずに調理することができる

圧力鍋は圧力をかけ高温で調理をするので時間を短縮できるのが一番の特徴です。圧力をかけすぎると破裂してしまうため水蒸気を適度に逃しています。圧力鍋で無水料理もありますが焦げてしまうこともあり火加減の調整が難しくなっています。無水鍋は1鍋8役と言われ炊く・蒸す・煮る・茹でる・焼く・炒める・揚げる・オーブンでと幅広く使える鍋です。水蒸気をしっかりと閉じ込め食材の水分を使うので水をほとんどど使わずに調理ができます。

さいごに

それぞれの種類や素材について特徴を調べてみましたが、商品によってはコーティングがされていたり、できることとできないことが違っています。電子レンジ、オーブン、IHなど購入する際はしっかりとその商品でできることを確認するようにしましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。