美味しい梨の選び方は?梨の種類は何がある?幸水と豊水の違いも調べてみた!

梨の種類について皆さんはご存知ですが?

幸水や豊水など色々とありますが違いは何なのか詳細を知らない方も多いと思います。

色々な種類を買ったほうが自分の好きな梨を見つける事ができますし、梨をよく買う方はせっかくなら美味しい梨を選んで買ったほうがお得ですよね。

今回は

  • 美味しい梨の選び方
  • 梨の種類について
  • 幸水と豊水の違いについて

を調べていきたいと思います。

美味しい梨の選び方は?

よく食べるなら美味しい梨の選び方を知っておくと便利です。

スーパーで買う時などに使えますので、ぜひ覚えておきましょう。

大きい梨を選ぶ
梨はシンプルに大きいものが味が濃く甘くて美味しいと言われています。同じ種類でも大きさは違うので一番大きい物を選びましょう。

重くずっしりした梨を選ぶ
梨は水分が多い果物です。大きさに違いがない場合は持ってみてより重い方を選びましょう。明らかに軽いものは中身の水分が他よりもなく美味しくないことが多いです。

軸が太い梨を選ぶ
果物の中には軸が細い物がいいものもありますが、梨は軸が太いものが美味しいと言われています。
その方が栄養がたっぷり実に行っているからという理由によるものなので枝の部分が太い梨を選びましょう。

表面がサラサラした梨を選ぶ
果皮がザラザラしている梨がありますがそれはまだ未熟な梨です。熟すにつれて果皮のザラザラが少なくなってきますので、なるべく果皮がつるつるしている梨を選びましょう。

果皮に張りがある梨を選ぶ
水分が蒸発している梨は果皮がカサカサになっています。果皮にシワがなく硬いものを選びましょう。

いくつかご紹介させていただきましたが、全部当てはまる梨を選ぶのは難しいと思いますので、選ぶときに1つか2つほど当てはめて見るといいと思います。

梨の種類は何がある?

梨の種類は大きく分けて「和梨」「中国梨」「洋梨」の3種類分かれます。

中国梨は日本ではあまり栽培されていないので、知らない方も多いかと思いますが洋梨はラ・フランスなどが有名な品種。

和梨はさらに「青梨」「赤梨」の2種類に分かれ、皆さんがスーパーなどで売られている一般的な梨です。

和梨は多くの種類がありますが、今回は生産量が多い梨をご紹介させていただきます。

幸水(こうすい)
【収穫時期】
7月~9月
【種類】
赤梨
【特徴】
1番生産量が多く7月と早い時期に収穫される。
味は酸味が少なく甘みと香りが強い。食感は柔らかくシャキシャキとして水気が多くあるので果汁が豊富に感じられます。幸水は日持ちが良くないので冷蔵庫で保存しても1週間以内には食べるようにしましょう。

豊水(ほうすい)
【収穫時期】
8月~10月
【種類】
赤梨
【特徴】
2番目に生産量が多く8月と幸水より少し後に収穫が始まる。
味は酸味と甘味のバランスが良くサッパリとした味わい。食感はやや柔らかめで果汁が豊富で幸水より一回り大きいサイズになっています。日持ちがいいので常温でも1週間程持ちます。

新高(にいたか)
【収穫時期】
9月~11月
【種類】
赤梨
【特徴】
新潟の「天の川」と高知の「長十郎」を勾配してできた梨で新潟の新と高知の高をあわせて新高と名付けられました。大きく成長する梨でサイズは1キロを超えるものもあります。
食感がしっかりとしていて歯ごたえがあり、味は甘く酸味が少なめで上品な味。
時期は9月~11月ですが、日持ちが非常にいいのでしっかりと保存をしておけば12月などに食べることもできます。

あきづき
【収穫時期】
9月
【種類】
赤梨
【特徴】
あきづきは「幸水」「豊水」「新高」と人気の梨を勾配して作られていてこの3品種のいいところをあわせもった梨。糖度が高いので甘みが強く酸味は少なくなっています。果肉は柔らかいので特に子供を中心に人気の梨になっています。日持ちがよく常温で1週間ほど持ちます。

新興(しんこう)
【収穫時期】
10月~11月
【種類】
赤梨
【特徴】
新興梨は青梨の「二十世紀」と赤梨の「天の川」を勾配して作られた梨で、青梨の性質もあわせもっています。大きさは400g~600gと一般より大きめのサイズ。シャキッとした良い食感で味は程よい甘さとさわやかな酸味のバランスが整っている梨です。日持ちは非常によく涼しい場所で保管しておけば1ヶ月程持つと言われていますが、長く保存する場合は冷蔵庫で保存することをおすすめします。

南水(なんすい)
【収穫時期】
9月~10月
【種類】
赤梨
【特徴】
南水は「新水」と「越後」を勾配して作られた梨で、食感はサクッとしたいい歯ざわり。糖度が非常に高く甘みが強い種類で酸味も少なく、甘く濃厚な味をあじわいたい方におすすめです。
日持ちもよく常温で2週間程持ちます。

二十世紀(にじっせいき)
【収穫時期】
8月~10月
【種類】
青梨
【特徴】
二十世紀の代表になってほしいと願いを込めて名付けられたのが二十世紀梨。
日本だけでなく海外にも輸出されている人気の梨です。食感はシャリシャリしていて、甘みはそれほど強くありませんがさわやかな酸味がありサッパリとした味わいでみずみずしく果汁が非常に多い。
幸水や豊水に慣れている人は少し酸っぱく感じるかもしれません。果皮が薄く傷つきやすいのでやさしく扱わないと傷んでしまう可能性があります。
日持ちがよく2週間程度持ちます。

幸水と豊水の違いも調べてみた!

幸水と豊水で全体の半分以上の生産量になっています。そのため広く販売されていますが、梨狩りなどでよく幸水と豊水の違いはなんですか?という問い合わせがあるようです。
簡単に違いを調べました。

【見た目の違い】
幸水:やや青みがかっていてつぶつぶが細かい
豊水:やや赤みがかっていてつぶつぶが荒い

【収穫時期】
幸水:7月~9月
豊水:8月~10月

【日持ち】
幸水:5日程度
豊水:7日程度

【大きさ】
幸水:300~400g
豊水:350~500g

【食感】
幸水:歯ごたえがよく果汁が多い
豊水:やや柔らかく果汁が非常に多い

【味】
幸水:酸味が少なく甘みが強い
豊水:酸味と甘味のバランスがいい

調べてみて見た目で判断するのは難しそうですが特に見た目を覚える必要はないでしょう。
収穫時期は幸水のほうが早く豊水のほうが少し後になっていて、豊水は幸水より日持ちし、
大きさは少し豊水のほうが大きいようです。
食感は幸水も果汁が多いですが、豊水のほうが果汁が多くやや柔らかい。
一番気になる味ですが糖度は若干豊水の方が高いのですが、酸味があるようなので甘い梨が好きな方は酸味が少ない幸水がおすすめです。

梨に関するまとめ

美味しい梨の選び方は

  • 大きい梨を選ぶ
  • 重くずっしりした梨を選ぶ
  • 軸が太い梨を選ぶ
  • 表面がサラサラした梨を選ぶ
  • 果皮に張りがある梨を選ぶ

でした。

生産量が多い品種からいくつか紹介させていただきましたが、実際に食べてみて好みを見つけるのがいいですね。日持ちについても記載していますが基本は常温より冷蔵をするようにしてください。
あくまで目安なのでぎりぎりまで保存せずに早めに食べるのがいいかと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。