アーティチョークという野菜をご存知でしょうか?名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、実際に食べたことがある方は少ないのではないでしょうか。
食べられるところは1割ほどと難易度が高い野菜ですが、手間がかかる分食べるとハマる方は多いようです。
今回はそんなアーティチョークについてご紹介させていただきます。
アーティチョークとは
地中海沿岸が原産地のキク科の多年生植物です。
高さは1.5~2m,葉は50~80cm程の大きさで和名ではチョウセンアザミと呼ばれています。
ヨーロッパでは身近な野菜で日本ではイタリアンやフレンチレストランで使われることがあります。
可食部分が少なく主にガクの一部分と花の付け根の花托を食べることができ、アーティチョークハートと呼ばれる芯の部分が最も美味しいといわれている部分です。新鮮なアーティチョークであれば茎の中の部分も美味しくいただくことができます。
どんな味?
アーティチョークは強い味があるわけではなく、苦味が少々ありいも、ゆり根、ソラマメなどが近い味だという意見がありました。
実際に食べた方の意見はこちらです。
- 食べると芋やカリフラワーの軸、ユリ根に近い感じの味。
- イモのようでもあり百合根のようでもありソラマメのようでもあり味って味は無い。
- 奥底からほんのり苦味が漏れ出る感じの上品な味。
- イモやクワイみたいなホックリした味と香り、そしてちょっとした甘さを感じる。
- 濃厚なソラマメのようでクリーミーさもあり、心地よいえぐみが後味にわずかに残る。
- ソラマメとクリを合わせような濃厚な風味と味わい
栄養や効能は?
アーティチョークはシナリンという栄養素が有名です。
シナリンは舌の味蕾の甘味受容体の働きを一時的に阻害して甘さを感じにくくします。アーティチョークを使った料理の次の料理を食べると下のシナリンが取れていきより甘さを感じることができるのでレストランなどではデザートの前にアーティチョークを出すことがあります。
その他にもシナリンには肝機能改善、コレステロール値や中性脂肪値を下げるなどの健康効果もある野菜です。アーティチョークの主な栄養成分や効能効果はこちら。
栄養成分
- シナリン
- カリウム
- マグネシウム
- 食物繊維
- 鉄分
- ビタミン群(ビタミンB1,B2,B6,パントテン酸,ナイアシン,葉酸)
- ビタミンC
- ビタミンE
- 銅
- 亜鉛
- マンガン
- リン
効能効果
- 肝機能改善、コレステロール値や中性脂肪値を下げる効果
- 高血圧予防やむくみ防止
- メタボや糖尿病の予防
- 骨や歯の形成・柔軟性・弾力性を高めて骨折しにくくさせる効果
- 神経の興奮を抑える効果
- 抗動脈硬化作用
- 整腸効果
- 生活習慣病の予防
- 脳や神経の働きを正常に保つ
- 成長促進・皮膚や粘膜の保護
- 抗酸化作用
- 風邪・二日酔い予防
- 疲労回復
- アレルギー反応を予防
- 美肌効果
- 壊血病・歯のぐらつき・出血を予防
- 冷え性や肩こりの症状を改善
簡単な食べ方もご紹介!
アーティチョークは食べる部分が少なくどの部分を食べればいいのかわかりにくい野菜です。
購入した方はどのように食べているのでしょうか?
簡単な食べ方をいくつかご紹介していきたいと思います。
レシピの詳細についてはクックパッドさんなどのレシピサイトで見ることができますのでそちらのサイト内でご確認ください。
■蒸して食べる
30分程蒸してから葉・茎・ハートの部分を食べるシンプルな食べ方。
アーティチョークの食べられる部分と美味しいドレッシングの作り方がわかりやすくご紹介されています。
参照元: アーティチョーク 基本の食べ方 by 農Pro
■焼いて食べる
シンプルに塩とバターで味付けしたアーティチョークを食べる食べ方。一枚の葉の下部分を葉でこするようにして食べて一番美味しいアーティチョークハートを食べる簡単で楽しみながら食べられる方法です。
参照元: アーティチョークの美味しい食べ方 by そらのママ
さいごに
アーティチョークを含んだ料理を食べた後に別の料理を食べると甘さが少しますなど料理に使ってみたい野菜ですね。
食べるところが少なく難しい野菜ですが、興味がある方はぜひ料理などに挑戦してみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。