さくらんぼの旬は?甘い種類(品種)は何?アメリカンチェリーとの違いも調べてみた!

さくらんぼの品種を皆さんは存知ですか?普段食べている方も意外と知らないのではないでしょうか。

品種によって甘さや味は大きく違うのか、アメリカンチェリーとさくらんぼって同じものなのか、意外と知らないことは多いと思います。今回はそんなさくらんぼの色々な品種について調べていきたいと思います。

さくらんぼの旬は?

さくらんぼの旬は5月~7月頃まで。果物や野菜は早生、中生、晩生と品種によって旬の時期が少し異なっています。さくらんぼは長期保存に向かない果物で収穫してから2~3日が美味しく食べごろだと言われています。市場に出ているものは収穫したばかりの美味しいものかと思いますが、追熟をしないので品種の大体の時期を知っておくとより甘く美味しいさくらんぼに出会えます。さくらんぼ狩りなども旬に合わせて6月が一番多く、5月~7月が開催時期なので興味がある方はしっかりと品種をみてからさくらんぼ狩りに行くほうがいいですね。

甘い種類(品種)は何?

さくらんぼの種類は世界では1000以上の品種があり、日本だけでも30以上の品種が栽培されています。こちらではさくらんぼの中でも甘く人気の品種をいくつか紹介させていただきたいと思います。

佐藤錦(さとうにしき)

【収穫時期】
6月中旬~6月下旬
【果重】
6~8g
【糖度】
16~18度
【特徴】
「ナポレオン」と「黄玉」を交配して作られた品種。さくらんぼの中で生産量、知名度共にトップクラスで代表する品種の一つ。大きさは6~8g程度だが10g以上の大玉の物もあり、糖度が16~18度と高く中には20度以上超えるものも多くあり甘みが強くほどよい酸味もある品種。

高砂(たかさご)

【収穫時期】
6月中旬
【果重】
5~7g
【糖度】
13~15度
【特徴】
アメリカで作られた品種で英名はロックポート・ビガローという名前。果肉がやわらかく種が少し大きいのが特徴。糖度が13~15度と中位で酸味が少し強くあっさりとした味で食べやすい品種。

香夏錦(こうかにしき)

【収穫時期】
5月下旬~6月中旬
【果重】
6~7g
【糖度】
17~18度
【特徴】
「佐藤錦」と「高砂」を交配して作られた品種。サイズが6~7途中ぐらいで果肉は柔らかく糖度が17~18度と高く酸味が少ない。早生品種で収穫時期が5月と少し早く優しい甘みが特徴的だが甘みが少し足りない物もあり少しバラツキがある品種。

紅さやか

【収穫時期】
6月上旬〜6月中旬
【果重】
5~7g
【糖度】
14~17度
【特徴】
「佐藤錦」と「セネカ」を交配して作られた品種。大きさは小~中位で果皮が紅く濃い色で果肉の中まで赤くなっているものもあるのが特徴。甘味と酸味のバランスが良くさっぱりとした味わいだが、果皮が濃く黒っぽくなっているものは甘味が強い傾向にある品種。

紅秀峰(べにしゅうほう)

【収穫時期】
6月下旬~7月中旬
【果重】
9~10g
【糖度】
20度前後
【特徴】
「佐藤錦」と「天香錦」を交配して作られた品種。佐藤錦と同じく知名度、人気が高く代表するさくらんぼの一つ。果肉は硬めでサイズが8~9gと大きく糖度が20度前後と高く酸味が少なめでとても甘いの品種。

ナポレオン

【収穫時期】
6月下旬〜7月上旬
【果重】
6~7g
【糖度】
13~16度
【特徴】
ヨーロッパで作られた品種で日本では那翁(ナポレオン)とも呼ばれています。果重は6~7gと中位の大きさで少しハート形のような見た目で果皮が明るい赤色で外観が美しくなっています。果肉は少し硬く酸味が程よくあり甘酸っぱさがある品種。

紅てまり

【収穫時期】
7月上旬〜7月中旬
【果重】
10~15g
【糖度】
17~20度
【特徴】
「佐藤錦」と「ビック」を交配して作られた品種。果肉は少し硬く糖度が17~20度と甘味が強い。果重が10~15gとさくらんぼの中でとても大きく食べごたえのある品種。

さくらんぼとアメリカンチェリーとの違いは?

さくらんぼとアメリカンチェリーの違いは皆さんご存知でしょうか?夏にはどちらも食べられる人気のフルーツですがこの2つに違いがあるのか一度は疑問に思ったことがありますよね。調べてみると実はさくらんぼとアメリカンチェリーはどちらもバラ科サクラ属と同じ果樹の果実です。
アメリカンチェリーの方が見た目が大きく果皮が濃く厚く果肉がやや硬いのが特徴。さくらんぼは収穫に手間がかかるので価格がやや高くアメリカンチェリーのほうがお手頃な価格のことが多いです。
同じ果樹ですが育つ環境によって改良されていき見た目や味が異なって言っているということのようです。

さいごに

さくらんぼは日本だけでもたくさんの種類がありました。特に品種を気にせず食べていましたが、他の品種と食べ比べしてみて味や食感の違いを感じるのも楽しそうですね。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。